徒然なるままに・・・
ひぐらし
コゴロウとダイゴロウ
2007-11-28-Wed  CATEGORY: 英語・教育
田尻先生のシンポについて簡単にまとめておきます。

田尻大悟郎が田尻悟郎をつくったわけでもなく,田尻悟郎が田尻小悟郎をつくるわけでもない。田尻悟郎をつくったのは,田尻悟郎のコミュニケーションによってである。

非常に当たり前のことなので,理解もできるし,納得もするのですが,
それが結論だと結局,ケースバイケースってことになるので,
共有できるものも減るような気がしました。間違ってたらごめんなさい。

また,何が田尻先生をつくったのかという問いと何がよい英語教師をつくるのかは
一足跳びできるのだろうか,というのも疑問でした。

俺が理解不足だけなのかもしれません。

でもまぁ,人まねの授業より自分のスタイルを創ることが,
教師という職業の醍醐味なんだろうなぁ,ということをおぼろげながら感じました。
教師になる前に,このような良心的なシンポジウムに参加できて良かったです。
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教育のこれから
2007-04-19-Thu  CATEGORY: 英語・教育
高3を対象にした学力テストにおいて,理数系の点数や記述式の項目は
予想より低めであったが,全体的には学力の向上が見られたようです。
「ゆとり教育」を導入した現行指導要領で学んだ高校生としては,
初の調査であり,今後の教育を考える上でも大いに参考になるでしょう。
また全国15万人という大規模な調査であったため,データの信頼性は高いと思われます。

ただ導き出したい結論は最初から決まっていたようで,
安部首相の発言から分かるように,どっちに転んでも
「ゆとり教育」の見直しをしたかったようです。
不思議なもので,各紙でも学力向上を積極的に認めていない模様です。

そもそも,「ゆとり教育」を通して,学力低下が見られたとしたのは,
前指導要領で学んだ生徒(俺も?)であり,現行のデータではありません・・みたいです。
にもかかわらず,今回のデータを無視し,文科省あるいは安部首相は,
元々,教育を根本的に変えたがっている感を受けます。

混乱し,大変になるのは,いつも現場の教師とその生徒たちでしょう。
分かりやすいからといって,「ゆとり教育」を一方的に批判の的にするのではく,
もっと現場の意見に耳を傾け,冷静な議論がしたいものです。

と偉そうにのたまってみました。。すみません。
ホントのところは,学生の俺にはよく分かりませんので,
感想ということで。

また今回のアンケート調査において「勉強が好き」「勉強は大切」が,
それぞれ前回より増加傾向にあるという結果が見られたのは,
なんとも微笑ましいことです。
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英語教育の目標
2007-04-12-Thu  CATEGORY: 英語・教育
日本における英語教育の目標とは,何でしょうか。
例えば,高校を卒業した時点で,学習者はどの程度の
英語力を備えていることを求められるのでしょうか。

H15に提出された「英語が使える日本人」育成計画によれば,
「日常的な話題について通常のコミュニケーションができる(英検準2級〜2級取得)」
が挙げられるでしょう。
上の計画は,5年後のH20を目指した英語教育の改善の目標を明らかにするとしていますが,あと1年と迫った今,どれ程の進歩を見せているのでしょうか。

そもそも,日常の話題における通常のコミュニケーション能力と
英検のテストが求めている能力が合致していないように思われます。
もっと言うと,「日常的な話題について通常のコミュニケーションができる」
とは,具体的に何を指しているのでしょうか。
リストを挙げるなどして,具体例を示す必要があると思いますが,
文言だけでは,よく分かりません。

私は今のところ,上の英語教育の方向性に異論があるわけではありません。
ただ,いつも抽象的な印象を受けてしまうのは否めません。
手っ取り早く,国が考える英語教育の目標として,
いっそ全国英語統一テストを作ってしまえば,と思います。
それこそ,4技能を通したコミュニケーション力が測れるような・・・
目標を具体的に目に見えるものにすることで,
教師も生徒も同じ方向を向けるような気がします。
TOEICやTOEFLのような熟達度テストではなく,
全国統一の到達度テストです。
結論から言うと,無理でしょうが・・・
到達度テストというのは,あくまで学校単位で有効だからです。

というわけで,上の議論はなし。
全国共通の目標というのは,そもそも無理なのでは?
全国47も都道府県があれば,それぞれの特色があるだろうし,
学校によっても,「困難校」や「進学校」などといった区分が暗黙的に行われているし。
つまり,学校ごとにそれぞれの目標を立てることが大事だという結論に至ります。
当たり前ですが・・・

日本の英語教育に,達成目標がないというのは事実でしょう。
「これ!」というものを特に決定する必要もないし,することも不可能でしょう。
「例えば,これ!」といった幾つかのレベル別の具体例は提示されてもいいと思いますが,
全国共通の達成目標を掲げるのではなく,学校が独自に設定する方が現実的でしょう。
というより,国が掲げているのは,学習指導要領にある,方向目標だけなので,
必然,達成目標は学校が生徒のレベルに見合ったものを設定しなければなりません。
達成目標がなければ,本来,評価もテストも作れません。
目標は,出来るだけ具体的である必要があるでしょう。
「何をどのような環境下でどれだけ達成できたか」という目標。
例えば,「600語程度の英語の文章を80%の正確性を持って,3分で読むことができる」
といった感じのもの。
4技能それぞれの領域で,<場面・機能>の観点から目標を設定してみては,どうだろうかと。

具体的な部分は議論の余地が大いにあるでしょうが,
少なくとも達成目標(objectives)を設定することは急務のように思われます。
そうでなければ,結果,教科書中心の授業になってしまい,
『何を』教えるのかが曖昧になってしまうように思われるからです。

ただ最後に一言。
私は,日本国民の英語力を底上げして,国力をつけよう
とする姿勢には,それほど協調的ではありません。
なんとなく,英語に踊らされている感に腹が立つし,
日本における英語の需要はやはり世論ほどは高いとは思えません。
またなにより,何の勉強であっても,それは個人が選択することだと思うのです。
とはいえ,私自身は英語がそれなりに好きだし,
生徒にも英語を好きになってもらって,出来る喜びを味わってもらいたいと思っていますが・・・

またもや,まとまらない文章でした。
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教英色
2007-03-28-Wed  CATEGORY: 英語・教育
「教英」の専門というのは何なんだろうと考えてみる。
教育学であり,英語学であり,第2言語習得研究でもある。

ん〜,はっきりしない。
何故今更こんなことを考えるに至ったかというと,
こちらの学科(SLS:Second Language Studies)のスタンスは,
割とはっきりしている印象を受けたからである。
その性格は,第2言語習得の研究である。
タイトルのままである。
それは,SLSを卒業しても,
教員免許にあたるものを取得できるわけではないことに現われている。
もちろん,実践向けの授業内容もあるのだが,
授業の基本は論文を読んで書いてなので,
研究者を育成するのが第一の目的であるようだ(特に,大学院は)。

教英はどうか。
教育学部に属すこともあり,教育色が強いように思う。
少し変わっているのは,文学の色が入っていることであろう。
これは,他大学と比較しても,結構希有なことかもしれない。
と同時に,視野が一つ増えるという点で,大切にしたいことでもある。
また,教英は英語文化コースではあるが,英語学に強いという印象はない。

言語学・英語学を専門とする人。
文学を専門とする人。
SLAを専門とする人。
教育学を専門とする人。
教英はそのどれでもないと思う。

大学院の柳瀬先生の初授業で,たしかWiddowsonの論文を読み,
英語教育学の立ち位置について考えることがあったと思うが,
教英という色は,グレーに近く,それがけっこう危ういように思えた。
英語学もあれば,文学もあり,また教育学もあれば,さらにはSLA理論も取り入れ・・と
この多彩さは,強みでもあるが,逆に弱みにもなりうる。
何故かというと,立ち位置が曖昧だからである。
そして,専門性が弱いからである。

んー,まとまらなくなってきたので,
結論を言うと,私自身は,専門性こそ弱いが,実学としての英語教育を,
色々な角度から,考えていける人になりたいですね。
特に,道に迷ったときに,自分の立ち位置を
常にしっかりと確認できるようにしておきたいものです。
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発音を教える?
2007-03-21-Wed  CATEGORY: 英語・教育
発音はどこまで修正すべきか。

音声というのは,どうにも母語の干渉が強く出てしまうところです。
なので,結論を先に言うと,日本語英語で割り切った方がいいのかもしれません。
発音を完璧にしたいと思うのは,日本人の性でしょうが,
どれだけの時間と労力をそこに費やすかを考慮すれば,
そのメリットは,実際大したことないのかもしれません。
そもそも完璧な英語なんてないのだし・・・
もはやWorld Englihesの時代。
これが日本人の英語だ!というモノを世に示す方が,何倍も楽ちんではないでしょうか。

もちろん,理解されない域の日本人英語ではダメでしょう。
そこで「比較的理解される日本人英語」を模索しても良いと思うのです。
例えばどういうの?と聞かれると困りますすが・・・
日本語の音で代替できるような発音のコツを提示できれば,
生徒も随分救われるような気がします。

英語の子音は24個,母音は20個。
英語は子音が中心の言語であるのに対し,
日本語は母音が中心の言語とされます。

英語は子音が命です。
正直,アクセントさえ付ければ,母音は日本語で代替してもいいのではと思うのです。
大胆でしょうか。よく分かりません。
でも,英米でも母音の音は違いが出るくらいですから。
外国語として勉強する私たちにすれば,
多少は許容の範囲にしてもらってもいいと思うのですよ。

ただし,子音は日本語と明確に区別します。
特に,無声音は大事だと思います。
日本語の音は,ほぼ必ず声帯を震わしますが,
英語の無声音は,声なしの息だけという音が特徴的です。
それから,息の量。これが十分にないと伝わりません。
この辺りは比較的興味深く,日英を対照させながら学べるのではないかと思います。
逆に「ア」の音の区別なんかは,私たちをクレイジーにさせますが・・・

私見ですが,「ア」の区別に深刻になる必要はないと考えます。
ただし,実際に発音できなくとも,
日本語と英語の発音の特徴の違いについては,知っておいてもよいと思います。
他に/l/と/r/など,日本語で区別しない音が存在するという事実は興味深いものです。
発音ができずとも,日本語では両者を区別しないよ,と相手に説明できれば,
きっと言わんとすることは分かってもらえるはずです,たぶん。
むしろ,こっちは外国語話者なのだから,分かろうとする姿勢を見せろよ,
くらいの意気込みがあってもバチは当たらないでしょう。

まとめると,発音というのは,日本人を主張できる部分でもあるのです。
英語教師はともかく,生徒に何をどこまで学んでもらうかは,
少し考え直してみてもいいかもしれません。
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感動を伝える
2007-03-11-Sun  CATEGORY: 英語・教育
君の地下鉄で,
Michael JacksonのHeal the worldを聴きました。

彼の近年の言動はどうかと思うけど,
音楽に関しては天才だと思います。
楽曲のスケールの大きさに,思わず圧倒されました。

エゴイズムと批判される方もいるやも知れませんが,
教師の仕事の1つに,自分の感動を子どもに伝えることがあると思います。
自分が見た映画・聴いた音楽あるいは自身の経験など,
英語を通して得られる世界の凄さを伝えること。
それは,教科書上では補えないものでしょう。
教科書を満足に教えることも決して簡単なことではないとは思いますが,
それでも教科書だけしか教えない英語教師というのは,やはりいびつな気がします。

1人の教師が感動するものなんてのは,
一般化されるものではないし,生徒に押し付けることもできません。
でも,伝えたいものがあるからこその教師じゃないかと。

という部分では,
仕事というよりは,趣味感覚に近いかもしれませんね。
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田尻先生
2007-03-07-Wed  CATEGORY: 英語・教育
日本でおそらく,最も有名な英語教師の田尻悟郎先生が,
4月より,関西大学の教授に就任するというニュースを聞きました。

これからは,教師を育てることで,間接的に生徒を救えたら良いといった内容でした。
以下は,産経新聞より一部抜粋。


自分が面白くないと感じている授業を生徒が面白いと感じるわけがないと思い、英語教育の
本などを読みあさって授業方法を研究し、35歳のころから授業形式をガラリと変更した。
「自分で考えないと身に付かない」と、授業でヒントは言うが答えを教えることはほとんどしない。「分かる喜びを知れば、さらに難しいことを知ろうとする」と力を込める。
早く正解した生徒には「ティーチャー」といい、別の生徒に教えるようにする。
他人に教えることによって、より自分の理解も深まるためだ。



田尻先生とは一度話をさせていただいたことがあり,
様々な話を聞かせていただきました。
オーラがあって,笑顔が素敵な先生だなぁという印象を受けたのを覚えています。

田尻先生の著書に戴いたメッセージを胸に,
私もプロフェッショナルな英語教師を目指し,精進したいと思います。
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